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【在庫あり・販売中】クラフトビール文献読書会2024年4・5月 発足記念号
¥1,300
CRAFT DRINKSが主催するクラフトビール文献読書会ではクラフトビールにまつわる様々な事象を文献を読みながら議論し、理解を深めていこうとする集まりです。 見られているという感覚があると本音で話せないし、見られているせいで建前、ポジショントークになっては意味がないので完全オフラインで開催しております。遠方にお住まいで参加出来ない方にも有益な議論については知って頂きたいので活動報告誌を作りました。 発足に関する文章に加えて、時間の都合で議論出来なかった論点などを補論として追加しています。B5で40ページ、38000字。 目 次 はじめに クラフトビール文献読書会発足の経緯と意図 1 美味しく楽しく飲むために 1 ものが言いにくい世界 1 閉鎖空間の良さ 2 オンラインではなくオフライン 2 会の形式 3 無料にする理由 4 まずは一年 4 第1回 4月21日 「クラフトビールとは何か?」 5 1.テーマ選定と意図 5 2.取り上げた文章 6 3.結果①「私の考えるクラフトビール」 9 4.結果②「世間の考えるクラフトビール」 10 5.グループディスカッション 11 6.主催者による補足 主体性について 13 7.補論 『ローカル原料』という、モノではなく情報について 13 第2回 5月11日 「ビアスタイルの記述形式と認識」 17 1.テーマ選定と意図 17 2.論点と取り上げた文章 17 3.結果 ビアスタイルと言われるものは… 22 4.考察① 形式の違いから見えてくること 22 5.論点 『ビアスタイルの記述は十全なのか?』について 24 6.考察② ビアスタイルの裏側、虚構の世界 24 7.考察③ 現実的な運用 26 8.考察④ 要素還元的なビール、情報を飲むということ 27 9.考察⑤ ビアスタイルによるスタンプラリー化 29 10.考察⑥ サンフランソーキョーの出現と場所の喪失 30 11.補論 今いる場所とここまでの距離を考えた 31 2024年5月19日 文学フリマ東京にて初版発行
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【Kindleあり】クラフトビールの今とこれからを真面目に考える本 改
¥2,500
SOLD OUT
在庫も無くなり、今のところ再販の予定も無いのでKindle化しました。Kindle Unlimited対応。本作は文量が非常に多かったのでKindleにアップする際、上下巻に分けました。→ 上巻 https://amzn.to/4d4ge3B 下巻 https://amzn.to/3B1W8tD 2018年、2019年に東京・政策研究大学院大学にて行った特別講義の内容に追記、改変してまとめたクラフトビール文化論。主なテーマは「クラフトビールにおける日米比較」で、大きく4つの章に分かれています。第一章ではクラフトビールにおける日本と海外の制度の違いを比較し、「今までどうだったか」、そして「定義の有無で生じる差」を確認します。これに伴い、クラフトビールという現象を情緒的クラフトビールと統計的クラフトビールの2つに分け、厳密に区別することを提言しています。第二章ではアメリカのクラフトビールの成長を自家醸造(ホームブルー)とコミュニティ、コミュニケーションという3つの視点で論じます。日本では違法である自家醸造がクラフトビール産業の基礎になっていることを示し、その上にコミュニティが存在します。そして、コミュニティとの対話、すなわちコミュニケーションとしての販売方法の在り方について考えていきます。第三章は日本のクラフトビールシーンにおける課題について具体的に見ていきます。アメリカを範とするならば、日本の法制度や社会システムはクラフトビールに即したものになっていません。情報、ハードウェア、物流、店舗、ビールに関する既存の文化などについて一つずつ考察します。海外の事例などもご紹介し、それらと比較しながら日本における課題をあぶり出していきます。第四章はCRAFT DRINKSが今まで行ってきた活動の総括です。机上の空論ではなく、私どもは「クラフトビールはクロスオーバーだ」をキーワードに、ビールのみならずシードルやワイン、日本酒、そして木樽熟成ビールのプロデュースなどの具体的な活動を続けて参りました。それぞれがどのような意味のものであったかを解説し、微々たるものではありますがクラフトビールシーンに対して私どもが行ってきた貢献についてご紹介します。 ・・・と4年前に書いたのですが、クラフトビールシーンは変化、進化が早く、すでに遅れたものになっている内容もたくさんあります。そのため、更に大幅な加筆修正を加えてバージョンアップをしたいと思います。絵心も無く、写真も少なく、文字ばかり13万字のものになりますが、お目通し頂ければ幸いです。 2023年9月8日発表
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【在庫あり・販売中】クラフトビールの諸相 クラフトビールを起点とした人と社会に関する論考集
¥2,300
「クラフトビールの諸相」はセルフアンソロジーと言えば良いでしょうか、これまでの4年弱を私なりに総括するものです。私の持つ問題意識や関心の方向性が強く反映されてはいるのですが、とりあえずこの一冊を読むと今のクラフトビールシーンが持つ幾つかの側面についてイメージを持って頂けるのではないかと思います。 クラフトビールは液体として独立して存在するモノというよりも、コミュニティと相互補完的に成立する動的な現象として様々な切り口で切り取って記述されるべきものであろうということです。そして、それは感性、感情など精神の働きを多分に含むものであるから、数値だけではなく言葉によって描き出されるものに違いありません。 作り手、飲み手各人の想いも様々です。一様でないからこそ多くの考え方が出来ます。ビールそれ自体を考えるだけでなく、その思考がどういうものなのか、何に由来するものなのかを考える事ができるでしょう。ビールも人も時代と共に変化していくのでそれについて思いを巡らすことに終わりはありません。 この場合、終わりが来ないことは辛いことではなく楽しいことです。私がCRAFT DRINKSを立ち上げて7年以上経ちますが、一度も飽きたことはありません。日々新しいものが生まれて刺激に溢れていますからむしろ楽しさは増しているとすら思います。 考えることは楽しく、書くことは苦しいのだけれども、イベントに出るからには書きたい。そういう思いから、自分自身に勝手に課していることなのですが、突発的に決まったものは除いてイベントに参加する際は出来る限り新刊を用意するようにしています。つい今しがた数えて判明したのですが、この4年の間に14冊出していました。時系列順に並べるとこうなります。 2019.8 コミックマーケット96 クラフトビールの今とこれからを真面目に考える本 2019.12 コミックマーケット97 文脈とビール 2020.2 文学フリマ東京 アメリカのクラフトビールをダイバーシティという視点で読む 2020.12 コミックマーケット99 ビールとまなざし 2021.5 COMIC1 ビールのスタイルと多様性、感性と言葉 2021.6 COMITIA136 クラフトビールと地ビール、流通と地域について 2021.9 COMITIA137 クラフトビールを仕事にしたいと思った時の業界俯瞰図 2021.11 おもしろ同人誌バザール Hard Seltzer And Japan 2021.11 COMITIA138 クラフトビールのマーケットシェア1%は本当か? 2022.2 COMITIA139 ビール屋から見た日本のシードルの風景について 2022.5 COMITIA140 飲んでいないクラフトビールについて堂々と語る方法 2022.8 コミックマーケット100 Beyond Beer クラフトビールのこれからを考えるヒント 2022.9 COMTIA141文脈とビール2 2022.11 おもしろ同人誌バザール@神保町 クラフトビール プロレス化論 テーマは多岐に渡り、様々な角度からお酒を通じて人と社会について論じてきました。コロナ禍もあって人とお酒の関わり方、そして社会の有り様も変化してきたように思いますから15作目の本書ではこれまで私が考えてきたことをまとめ、現段階で言えるクラフトビールの持つ幾つかの側面について過去作を下敷きに論じ直し、人と社会について改めて検討してみました。 ベースはあるにせよ、最終的に9万字強、本文80ページほどになりました。目次からして大盛りなのですが、こんな感じです。ご覧くださいませ。 目 次 はじめに 終わらないクラフトビール 1.本を作り始めたきっかけ 2.終わらないということ 3.一旦これまでをまとめてみようと思う 第1章 「クラフトビールとは?」という問いを立てること 1.定義する目的 2.様々な立場から考えるクラフトビール 3.クロスオーバーなクラフトビールと境界線 4.数値と感情の狭間 5.対概念を使って考えてみる 第2章 対概念1 大手ではなく、中小企業 1.アメリカにおける定義とその変遷 2.流通システムと近年の傾向 3.大手が嫌われる理由 4.スタートアップが最初にすること 5.資本主義的合理性と成長の限界 6.業界団体による改善の必要性 第3章 対概念2 全国展開ではなく、地元志向 1.地元という概念と地元志向の必然 2.顔が見えるということ 3.コロナ禍とクラフトビールの場、確かさについて 4.私とビールのある場との距離、時間について 5.クラフトビールは観光の目玉になるか 第4章 対概念3 古くて工業的ではなく、新しくて職人的 1.工業的ではないビールを考えてみる 2.日本におけるクラフトビールという概念の大きな要素 3.ビール産業のビジネスモデルとその難しさ、人材について 4.人材育成とホームブルー、技術について 5.記憶と再解釈、新しさについて 第5章 対概念4 単一ではなく、多様 1.実は大手は単一ではない 2.ビアスタイルの多さはクラフトビールの多様性を示すのか 3.ビールの多様性とは言葉、感性、人の多様性 4.コミュニティとマイノリティ、特にジェンダー、エスニシティについて 5.ジャンル横断とビヨンドビール、総合飲料メーカーへ変化するブルワリー 第6章 これから検討すべき課題に関する断片 1.1994年からの歴史を総括すること 2.日本らしさについて 3.形式と内容、個の主体性とコミュニティについて おわりに 2022年12月31日 C101 コミックマーケットにて初版発行
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【Kindleあり】「ビールのスタイルと多様性、感性と言葉」
¥1,100
SOLD OUT
在庫も無くなり、今のところ再販の予定も無いのでKindle化しました。Kindle Unlimited対応。→ https://amzn.to/3SbEbza ビアスタイルの豊富さがクラフトビールの多様性を⽰すものではないことを⽰し、現在のシーンでの使⽤法とあるべき姿、尊重すべきものを考える論考。 目 次 第1章 ビールの多様性はビアスタイルの豊富さなのか 1.「大手は単一で、クラフトは多様である」という図式について 2.そもそもビアスタイルが100種類以上あるという根拠は何か? 第2章 ビアスタイルガイドラインとビアスタイルについて 1.ビアスタイルガイドラインとは何なのか? BJCPを例に 2.BJCPと Brewers Associationに見られる考え方の違い 3.ビアスタイルガイドラインに載っていないビアスタイル 第3章 ビアスタイルは帰納的に作られる 1.歴史の萌芽はいつも目の前にあるけれど気が付かない 2.一人ひとりの感覚や言葉の重要性 第4章 ビアスタイルガイドラインの本来の使い方と誤用 1.ビアスタイルガイドラインの本来の意図と懸念される誤用 2.品評会で審査されるポイントについて 3.因果関係を逆転させ、結果を根拠にしているビール 4.ビアスタイルの学習を勧める人たちへの疑問 5.意図的にその土地固有のビアスタイルを構築することは出来ない 最後に 多様なのは感性と言葉である 2021年5月31日開催COMIC1にて初版発行。
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