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【Kindleあり】アメリカのクラフトビールをダイバーシティという視点で読む
¥1,100
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在庫も無くなり、今のところ再販の予定も無いのでKindle化しました。Kindle Unlimited対応。→https://amzn.to/46SviP6 クラフトビール発祥のアメリカにはクラフトビールをを楽しむ方が多数いるけれども、アメリカは多民族国家であり平均的に飲まれているわけではない。むしろ大きな偏りがあり、それが弊害を生んでいるという側面もあります。アメリカにおいてクラフトビールを飲んでいる多数派は一体誰なのか?また、少数派はクラフトビールとどのように付き合っているのかについて調査しました。クラフトビールとエスニシティ、ダイバーシティ&インクルージョンについての小論。 日本ではエスニシティ(民族性)について語られることは少ないけれども、今後意識せざるを得ないことなのだと思います。コミュニティの形成および継続の観点からもこのような視点は持っておくべきなのではないかと考えます。 クラフトビールというものは大手の製品群に比べたらマイナーなのですが、そのマイナーの中にも多数派、少数派が出来てしまいます。社会的生物である人間の性なのかもしれないけれども、それを認識し是正に動けるのもまた人間なのだと思うのです。ですから、例えばクラフトビール についての「初心者向け」とか「女性におすすめ」という文言の裏にある何らかのイデオロギーとか権力構造を解きほぐしていくこともこれから大事になってくるような気がします。「玄人向け」、「男性向け」ってあまり言わないですからね。 目次 アメリカのクラフトビールをダイバーシティという視点で読む 1 1.アメリカの人種構成とマイノリティ 1 2.クラフトビールシーンにおけるイメージの典型とコミュニティの実態 3 3.クラフトビールにおける女性の事例 5 4.クラフトビールにおけるヒスパニックの事例 6 5.クラフトビールにおける黒人の事例、特にBlack Is Beautifulについて 8 6.The Michael James Jackson Foundation for Brewing & Distilling 10 7.Brewers Associationのダイバーシティに関する活動 12 8.クラフトビールコミュニティの成立条件とは何なのか 14 9.より民主主義的な飲み物へ 15 2020年11月 文学フリマ東京にて初版発行
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【Kindleあり】文脈とビール
¥800
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在庫も無くなり、今のところ再販の予定も無いのでKindle化しました。Kindle Unlimited対応。→ https://amzn.to/3Q4L1Fq 「文脈とビール」はCRAFT DRINKSが2019年に開催されたComic Market97にて発表したものを加筆・修正したものです。 規制緩和に伴って1994年に地ビール解禁となり、一時大きな流行を見せました。その後2000年前後で一度大きく落ち込んだものの、アメリカでの流行を受けて2012年頃からクラフトビールという名で改めて注目を集めています。多彩な味わい、自由な表現の方法論は多くの人の心を惹き付け、海外からの輸入ビールだけでなく国内にも多くのクラフトブルワリーが生まれています。今正にクラフトビール隆盛の時代を迎えたと言っても良いでしょう。 飲んで美味しい、知って楽しいクラフトビールを図鑑的、博物学的に網羅して全体像を把握することも大事だと思いますが、もう少し別の視点で深堀りしてみても良いのではないかと考えています。 近年クラフトビールは芸術の領域に近づき、多少なりともそれを体現していると半ば確信しているところがあります。醸造家がその作品を通して人間の知覚、感覚を拡張しようとしているのならば、飲み手に対して新たな視点を提示するものでもあります。 その新しく見つかるものにはまだ名前がついていません。ぼんやりとしていて、でも確実に存在するよく分からないものです。それが何なのか、知りたいと強く思います。 その第一歩として、これまで飲んできたビールという液体を通じて感じた美や感動について、特にそれまでの私の概念を破壊し再構築することに寄与したものについて綴ってみました。そういう液体を口にするたびに知覚がアップデートされ、今私が捉えている総体というものを少しで描き出せるのではないかと考えたからです。酒飲みの戯言ではありますが、何か皆様のお役に立つことがあれば幸いです。 2019年12月28日初版発行
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